長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

レッツバンジー!

バンジージャンプを飛んできました。


昔々、どこか忘れましたがツーリング中の出来事です。「バンジージャンプやってます!」と書かれた看板を見かけました。
その時から何となく「いつか飛んでみたいなー。」と思っていました。しかし一回飛ぶだけでそこそこの金額がかかると知り、後回しにしておりました。
そんなことをふと思い出し、久々に調べてみると意外と近くで出来ることを知りました。そして金額も許容範囲内。


思い立ったら即実行。一人で行っても良いですが、どうせなので知人に声を掛けてみました。


知人その1「ノー。」
知人その2「ノー。」
知人その3「オーケー。」
知人その4「オーケー。」
知人その5「う~~~~~~ん……行ってみる。」


三人釣れました。

 


場所は群馬県みなかみ町「みなかみバンジー」。川に掛けられた高さ42mの橋からのバンジーで、一飛び¥9000です。私の住んでいる埼玉県からなら3時間もかからずに行けます。高速道路万歳。


予約などはしなくても空いていれば参加できるそうですが、当然予約優先なので場合によっては出来ないこともあるそうです。
なので念のためにきちんと(知人が)予約をして、(知人の運転する)車でみなかみまで行ってきました。


……いや、違うんスよ。発起人ですし、ちゃんと私が予約するつもりだったんですよ。
しかし私としてはバンジーを飛ぶだけで良いと思っていたので、同行者に「当日は10時くらいにバンジーを飛んで、帰りに昼飯でも食べつつ帰る。」と話しました。
そうしたら「どうせならもっと寄り道してこよう。むしろ泊りでも良い。」と言い出したので、寄り道したいところのピックアップやなんやらはその知人にお任せしてしまったのですよ。


二人で予約作業をすると、バンジーは予約できたけど、もう一つの場所は予約できなかった……とかなると面倒ですから。
ですからね。私が押し付けたわけではないのですよ。いや、本当に。マジマジ。

 

 


さて。釈明はこれくらいにして、本題に戻ります。


予約した時間に現地に到着したら、まずは受付です。受付では「多少の怪我は仕方ないね。」という誓約書もきちんと書きます。ジョルノ・ジョバァーナ「あなた…『覚悟して来てる人』……ですよね」という言葉が頭をよぎります。


受付が終了したらハーネスを体に装着して、バンジージャンプの飛び方を教わります。
最初は単純に橋から飛び降りて、落ち着いたら引き上げてもらうだけと思っていました。しかし安全の為にきちんとした飛び方があるのですね。勉強になります。

 


落ちるのは頭から。足から落ちると、下でブルンブルンと揺れて余計に怖いそうです。

 

 

そしてバンジーの紐も体(胸の辺り)と足首の2点に取り付けるのですね。
落ちてから2回ほどゴムの張力でボインボインしたら、足についているハーネスを外してしまいます。すると体の方についている紐で吊るされるので、引き上げるまで逆さ吊りにならなくて済むのです。


ボインボインするのが落ち着いたら、上から降ろされる引き上げ用の紐をハーネスに取り付け、橋の上に帰還となります。

 


服装は基本的に制限はないようですが、ホームページのQ&Aには「スカートはお避け下さい。」って書いてありますね。スカートでバンジージャンプを飛びに来るとか、どんだけ見せびらかしたいんですかね。
基本的に絡まって危ないような服装で無ければ、大丈夫なようです。

 


靴も飛んでる時にすっぽ抜けなければ問題ないかと思います。心配な人はレンタルのサンダルもありますし、飛ぶときには簡易的に靴が脱げないように留めてもらえます。

 


メガネは不可でした。私の視力は約0.05と超貧弱ですので、メガネが無いと顔から30cm位に近づけないと本も読めません。コンタクトレンズは持っていません。
なのでメガネが無いと折角の風景も見られないと思い、スノーボードの時に使用したゴーグルを持っていってみました。


ゴーグルはメガネ対応の物なので、これを付けていればメガネは外れないので大丈夫だろう、と。


しかし「基本的に顔に何かつけてジャンプするのは不可」とのことで、あえなく却下となりました。理由といたしましては「紐が顔に当たったりする場合があり、怪我をする恐れがあるため」との事でした。
納得したような、尚更ゴーグルした方が良いんじゃないのかと言うような感じでしたが、ここは大人しく引き下がっておきましょう。

 


飛び降りる前はカウントがあるそうです。「5・4・3・2・1・バンジー!」と言われたら、レッツバンジーです。

 


説明が済んだら、いよいよ橋の上に。
足にも紐が取り付けられ、各種最終点検。そして飛び込み台へ向かいます。


発起人の私は勿論ファーストジャンパー。「テンション低いですよー。大丈夫ですかー?」と言われましたが、私はこういった時は凄く楽しみでも真顔になるタイプなので気にしないで頂きたいです。

 


そして「カウントしまーす。54321バンジー
えっカウント早っ!中点(・)が無い!聞いてたのと違う!ままよ!バンジー
そんな感じで飛び降りました。

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しかし重力加速度って凄いですね。超速く感じるんです。私もオートバイに乗る者の端くれなので加速度や速度には耐性があると思っていたのですが、結構怖かったです。


残念なのは本当にメガネが無かったことで、ボインボインしている間は風景も何もかもがぼんやりして見えないので、自分がどういう姿勢なのかも分かりませんでした。まぁ体感したことのない速度で視界が変わるので、見えていてもきちんと認識できたいたかは分かりませんけども。


揺れが収まって引き上げられる最中で、私はコンタクトレンズを買おうと決意するのでした。


その後、知人三人も次々とバンジージャンプを成功させました。
無事に飛び終えると認定証を頂けます。これを提示すると、次からはもっとお安く飛べるそうですよ。

 


バンジージャンプをするところはスタッフの方が写真撮影をしてくれます。別料金になりますが、その写真データを貰うことも出来ます。今回載せた写真もその時にもらった写真です。


さて、次はちゃんとコンタクトレンズを作って、またみなかみに飛びに来るか、はたまた竜神バンジー(100m)にチャレンジするか。楽しみです。
皆さんもドライブやツーリングがてら、ひとっ飛びしてみてはいかがでしょうか。


それでは、また。

キャブレターのオーバーホールをヨシムラにお願いしました

私がサーキット用に使用しているApeはヨシムラのキャブレターを使用しています。正確に言えばMIKUNIキャブレターのヨシムラチューニングと言うべきでしょうか。
ともかくこのキャブレターを使用してもう10年近いでしょうか?詳しくは覚えていません。公道ではほぼ使用していないので劣化の度合いは低いのですが、流石に不具合が見られるようになりました。
一番顕著なのはガソリンの滲みです。普通に使用しているだけなのですが、どこからかガソリンが滲んできてキャブレターが汚れます。
なので、今回は思い切ってヨシムラにキャブレターのメンテナンスオーバーホールサービスに出してみました。

 

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結果は大満足で、ピカピカの新品同様になって帰ってきました。気になる料金は¥17831。工賃や部品代、送料などすべてコミコミです。


しかし納期はとても長くかかりました。私がオーバーホールに出したのは1月21日ですが、帰ってきたのは5月6日です。実に3か月少々かかりました。
「乗らない冬の間にオーバーホールに出そう。」と思って出したのですが、まぁ皆さん考えることは同じですね。混み合っていたみたいです。


通常オーバーホールに出すためにはヨシムラに直接電話をして受付をするのですが、私はオートバイ用品店であるナップス埼玉店を通じて依頼しました。

 

 


さて、今回のオーバーホールを通じて感じたことをまとめると、次の様になります。

 

ヨシムラでのオーバーホールはこんな人にオススメ
・結構長い年月を使用している
・自分でオーバーホールを行っているが、イマイチ不安
・非分解部品を綺麗にしておきたい

 

お店を経由して頼むのはこんな人にオススメ
・ヨシムラのキャブレターだというのは分かるが、詳細が分からない
・平日の日中に電話対応したりするのが難しい
・なにもかも面倒くさい

 


次から各項目について詳しく書いていきたいと思います。まずはヨシムラに出すことについての項目から。

 


・結構長い年月を使用している
特に問題なく動作していると、わざわざオーバーホールをしようと言う気は起こらないと思います。
キャブレター不具合の多くは徐々に不調になるものが多いと思うので、その不調が我慢ならないものに達しないとやる気が出ないものです。
しかし問題が起こってから対応するのは「修理」であって「整備」ではないので、きちんと整備するという観点では定期的に行った方が良いのは確かです。

 


・自分でオーバーホールを行っているが、イマイチ不安
キャブレターの穴はとても細いです。小排気量用のものになると、更に細いです。
加えて私の使用している物には、「MJN(マルチプルジェットノズル)」という更に細かい穴がたくさん開いている機構を採用しています。
キャブレターは小さい穴からガソリンが噴き出して霧状になり、これが空気と混ざることによって混合気を作ります。
MJNは「沢山の小さい穴から噴き出させたら、更に良い感じに霧状になるのでは?」というとても分かりやすい発想から出来ています。引き換えに詰まりやすいとも言えます。
MJNに限らず、キャブレターの通路は一度詰まってしまうと貫通させるのはなかなか面倒です。貫通させたとしても、取り敢えず貫通しただけなのか、キッチリ綺麗になっているかも分からない事が多いです。


通路だけではなく、キャブレター全体をプロの目で見てもらうというのも私としては良いことだと思います。
今回の私の場合では、特に問題が無いと思っていた部品も「劣化が見られるので交換推奨」と教えてもらい、交換した部品がありました。

 


・非分解部品を綺麗にしておきたい
キャブレターによりますが、ユーザーでは分解してはいけない所があります。
そういったところは基本的に耐久性が高く出来ているハズですが、劣化しない訳では無いですね。
そのような場所もメーカーでオーバーホールしてもらえば、しっかり整備してもらえます。

 


次はお店を通じて出すことについての項目です。


・ヨシムラのキャブレターだというのは分かるが、詳細が分からない
私が使用しているキャブレターは、実は私が購入したものではないのです。このApeを共同使用している友人が購入して、取り付けたものなのです。なので詳しく知りません。
私のような場合はちょっと稀だと思いますが、他には中古で購入したとか譲ってもらったとかもあるでしょう。
ヨシムラの受付用紙には種類や使用年数などを記入するところがあります。こんな時はそこになんて書いたらいいのかわからない!という事になります。
今回の私のケースだと、わかる範囲をお店の人に伝えただけで、あとはどうにかしてくれました。

 


・平日の日中に電話対応したりするのが難しい
ヨシムラは平日の9時から17時しか受付をしていないので、人によっては対応が難しいと思います。最初の受付だけならまだいいのですが、見積もりのお知らせなどもあるので何度かやり取りする必要があります。
お店を通じてお願いすることで、この対応を代行してもらう訳です。こういった用品店などであれば営業時間も長いので、折り返しの電話などもやりやすくなると思います。

 


・なにもかも面倒くさい
流石に車両をもっていって「あとはよろしく」とすべて丸投げにする訳にはいきませんが、かなり手間は減ると思います。
まずはキャブレターを車両から外して、オーバーホールに不要な部品を取り外します。後は暇が出来た時にそれをもってお店の店頭で受付してくるだけです。
私の場合はヨシムラへの連絡は勿論、キャブレターの梱包や発送もやって戴きました。

 

 

普段は自分で整備を行う人も、上記の項目で思う事があれば一度検討してみてはいかがでしょうか。
ある程度の金額は掛かりますが、新品を買うと¥30000はすると思いますので、これで新品同様になるならば良いのではないでしょうか。
「どうせなら他の製品も試してみたい!」と言うのもありがちな選択肢ですけども。


まぁそれはともかく。長年使用しているヨシムラのキャブレターがあるときは、検討してみてはいかがでしょうか。


皆さんのお役に立てば何よりです。
それでは、また。

お役所怖い

5月になるとやってくるのは自動車税の納税通知書ですね。
オートバイを趣味にしている独身というのは、なんだかんだと理由をつけて台数が増えるものです。
一般の方が1~2枚程度で払いに来る通知書も、一人で何枚もまとめて出すので支払いの時に対応した人から「なんやコイツ……。」みたいな視線を感じることかと思います。

皆さまは、今年は何通の通知書が届いたでしょうか。

 

私はオートバイはすべてクローズドコース用としていますのでナンバーがありません。なので税金もありません。
従ってNV350とセルボの2枚だけです。
と、思っていた訳です。
実際には3枚届きました。

 


新たに何か車両を追加した覚えは有りません。今のところはする気も無いです。
なんぞこれ……と思ってよく確認してみると、去年の今頃に売却したトランザルプの物でした。


個人売買で相手が名義変更をしていなくて課税されたとか、売却したのが3月末だったので廃車手続きが間に合わなくて課税されたというのは聞いたことがあります。
しかし手放したのは去年の5月ですし、念のために名義変更した後の書類のコピーも貰っています。
どう考えてもおかしいので、軽自動車税の管轄である市役所に聞きに行きました。

 


「すみません。オートバイの税金について聞きたいことがあるのですが。」
職員「……それは税額の根拠とかそういう事でしょうか?」

 


……何それ。そんなことを聞きに役所に来る人っているんですか?公務員って大変ですね。お疲れ様です。


その後、そういった小難しい話ではなく、来るはずのない通知書が来ていると説明。
持参していた名義変更済みの書類も見せて、既に私の所有にはなっていないことを確認してもらう。
詳しい確認に時間がかかるとのことで、取り敢えずその日は帰宅しました。結果は一週間程したら電話で知らせるとのこと。

 

その後、聞いていたよりも早くに連絡が来ました。5日後です。
当然ながら平日の電話でして、仕事の為に対応できませんでした。しかしその日の夜20時に再度電話をくれました。
市役所の職員ってこんな時間まで対応することもあるんですね。いや、本当にお疲れ様です。
結果としては名義変更が確認できたので、支払いはしなくて良いとのこと。やったぜ。
後日に正式に課税取り消しの通知書が届きました。めでたしめでたし。

 

 


さて。ここまでは公務員を上げる所です。次は下げるところです。

 

 


実のところ、納税通知書のトラブルは2回目です。
以前は多かったのではなく、来るはずの物が届きませんでした。まだ私が公道でオートバイを乗っていたころ。もう7年ほど前になります。
その時は「通知書が来ない!払わなくって良いってことだな!よし、バックれよう!」と一瞬思いましたが、来なかったのは車検が必要な車両の通知書でした。
車検の時に納税証明書が必要ですから、バックれる訳にはいきません。仕方ないので市役所に行きました。

 

 

役所にて
「オートバイの納税通知書が来ないんですが。」
職員「400CCは市町村の管轄じゃないので、陸運に聞いてください。」

 


自宅に一時帰宅(当時はスマホを持っていなかったので、出先で電話番号とかを調べられなかった為)
「オートバイの税金について聞きたいのですが。」
春日部のナンバーセンター「ウチじゃないですね。こっちにかけてください。」
「オートバイの税金について(略)」
自動車税事務所春日部支局「ウチじゃないで(略)」
「オ(略)」
春日部自動車検査登録事務所「オートバイの税金の書類を出すのは市町村なので、役所に行ってください。」



再び役所
「税金担当は役所だっていわれました(半ギレ)。」
職員「調べてみます。……廃車ってなってますけども。こうなってるとウチではもう無理です。陸運です。」



再び自宅
「廃車になっているので役場ではどうにもならないって言われました(八分ギレ)。」
春日部(略)「……手違いで税金関係だけ廃車になったものと思われます。私が役所の方に説明しますので、役所に行って私のことを伝えてください。



三度役所
「手違いらしいです。詳しくはこの人に聞け(全ギレ)。」
担当者「……至急確認し、修正して書類を発行します。」

 

 


絵にかいたようなお役所仕事と言いますか、縦割り行政と言いますか。ウチじゃないのであっちで聞けとタライ回しでした。
最後らへんは「あっちに聞けじゃなくてお前がそのあっちに聞いてこいやゴラァ!」という心境でした。
苦労の甲斐があったというか、本来は役所のミスなので私が苦労するのは腑に落ちませんが、なんとか無事に納税。苦労の分だけ減額しろやとゴネたいところでしたが、面倒なのでそのまま帰宅しました。

 


これに比べたら、今回の役所の対応は個人的に神対応と呼べるレベルです。
役所に一度行って、証明できる書類を出しただけです。あとは役所でやってくれました。
数年たって、役所のサービスが良くなったのでしょうか。それとも担当した職員が当たりだっただけでしょうか。
最近は適当な対応するとネットですぐ炎上するからね。仕方ないね。

 


さて。まぁ人が管理している以上はミスはあります。
皆さんも売却した時は名義変更後の書類のコピーは貰っておいた方が良いと思います。任意保険の中断とかをしない限りは使うことは無いのがほとんどですが、稀にこういうこともありますので。
納税をするときも、ざっとで良いので通知書の枚数と、それぞれナンバーの確認ぐらいはしておいた方が良いでしょう。
そしてオートバイと軽自動車の納税通知書にミスがあるときは、お住いの市町村役場に殴り込みましょう。
普通車は何処に殴り込んだらいいのかちょっとわかりません。各自でお調べください。

 

皆さんのお役に立てば何よりです。
それでは、また。