長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

ソロキャンプ 成功編

ゆるキャンをしよう。それもすごく緩いキャンプをば。


冬はキャンプをするには良い時期です。なんたって、私の嫌いな虫が少ないですから。
テントを開けっぱなしにしても中に蚊が入り放題という事もないですし、暑さの余りに地面に張り付くようにして寝ることもありません。
まぁ問題としては、ちゃんと寒さ対策をしないと最悪死ぬこと位ですかね。

 

今回は静岡県の「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」に行きました。静岡と言っても広いです。名前の通りに富士山のふもと、朝霧高原にあるキャンプ場なので、北関東からでもそんなに時間はかかりません。圏央道万歳。
到着が早い分には問題ないので、準備が予定の1時間ほど早くできてしまったので早速出発。そして圏央道事故渋滞で1時間の遅れ。うむ。予定通りだね!

 

昼ごはんにほうとう食べました。おいしい。

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13時ごろに目的地に到着。
テントは今回が初張りの「コールマン エクスカーションティピー/325」。3~4人用のティピー型(ワンポール)テントです。
このテントの詳細はまた後日に改めるとします。

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取り敢えず明るいうちに準備はすべてしてしまいます。


まずは寝床。車なのを良いことに、家にある防寒になりそうなものをすべて持ってきました。
去年の年末にも朝霧高原でキャンプをしましたが、夜の気温が確か‐10℃。エアマットの上に‐7℃対応のダウン寝袋でしたが、超寒かったです。途中で使い捨てカイロを何個か追加で何とか乗り切りました(寝れたとは言っていない)。

 

なので今回は下に銀マット(厚さ5㎜位)とエアマットを重ね、更に夏用封筒型寝袋(対応温度12℃)を畳んだまま敷きました。その上に‐7℃対応のダウン寝袋を、なぜかもう一枚ある夏用封筒型寝袋でくるんで完成です。勿論、中に使い捨てカイロを放り込んであります。

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なぜ夏用寝袋でしかも同じものが二つあるのか、私にもわかりません。不思議!

 

ちなみに使い捨てカイロは「低温やけどの恐れがあるので寝るときは使わないで」と注意書きにあります。なので私の場合は寝るときは貼り付けタイプは使用しません。貼るタイプで無くとも服が薄いと危ないと思いますが、なんせ冬キャンプです。寝るときもそれなりに着込んでいるので大丈夫だと思いますが、自己責任でオナシャス。


「寝るときは何を着てるんですか?」
「シャネルの5番よ。」
というマリリン・モンローな人はやめた方が良いです。

 

寝るときに靴下をはいていると血行が悪くなって余計に足が冷える、と聞いたことがあります。とは言っても寝袋の中とはいえ素足は寒いですし、前述の使い捨てカイロの件もあります。なので私の場合は「ルームソックス」を履いています。室内で使用するユルフワ靴下です。最終兵器はテントシューズです。


寝床の話はこれくらいで、次はこの日の為に用意した暖房です。
とは言っても一般ご家庭で使用される、自然通気型解放式石油ストーブですが。いわゆる反射型と言う奴でしょうか。

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購入の理由は「安い」「電源不要」「防災用という名目」と言う鉄板の理由です。近所のホムセンで6000円でした。私の家には既にファンヒーターがありますので自宅で使うことはほぼ無いです。取り敢えず保管場所の確保を急ぐ次第です。
一酸化炭素の警報器も用意。Amazonをみると日本語の怪しい安いのばかりですが、レビューを見ると使用に問題はなさそうです。なので、念のために違う種類を2つ用意しました。これでどっちかが問題有りでも大丈夫だろう、と。
暖気循環用のファンはホムセンで売っていた安物。ないよりはましだろうという程度の期待値です。


あとは食材とか調理器具とかを床にブチ撒けて、ランタンとかの明かりの準備をしておきます。
暗くなってからの準備は完成。

 

お茶でも飲んで一息ついたら、取り敢えず焚火をします。
前述した昨年末のキャンプで分かったことは、「焚火はとても暖かいものだが限度はある」という事です。マイナス二桁になると、体の前しか温まらないのは結構キツイです。ならば後ろを温めると、今度は前……とアホ犬のベタネタのような光景になります。焚火をするなら、程々寒い時が一番です。


さて、焚火の燃料は「押し入れスノコだったもの」です。

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家にあった使わなくなった押し入れスノコをばらして、適当な大きさに切り刻んでおきました。ちゃんと燃えるか不安はありましたが、普通に燃えました。むしろ着火性は良かったと思います。普通の薪に比べて、簡単に火が付きました。流石に直でライターで付くほどではありませんが。
しかし燃え尽きるのも早い。みるみる燃え尽きます。焚火に当たりながらぼんやりと言うのには向かないです。大人の火遊び(not卑猥な意味)と言う感じで焚火をちょくちょく弄るには面白いかもしれません。とは言えそのためにわざわざ押し入れスノコ買ってきて、ばらすのもどうかと思いますが。

 


日が暮れたら見る見るうちに気温がマイナスになり、時間も晩御飯に程よくなりました。焚火に区切りをつけて、テントにイン。そして暖房をオン。
外気温は‐5℃くらいまで下がりましたが、テント内は10度近く。厚着だと少々暑いですが、トイレに行くときにわざわざ着なおすのが面倒なのでそのまま耐えます。
テントのフライ上部の3か所のベンチレーターはすべて開放。インナー上部の換気窓2か所も開放。更にインナーの下にある換気窓も念のために一つ開けておきます。今回はこれで一酸化炭素の警報が鳴ることは有りませんでした。

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晩御飯はおでんです。煮るだけ簡単。
他の鍋料理も煮るだけ簡単ですが、昼にほうとうという鍋料理みたいなもの(暴言)を食べたので、今日はおでんです。
食欲に任せて追加購入したはんぺんやら牛筋は完全に買い過ぎで、食べ終わるころにはしばらくおでんはいらない気分になりました。

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食べ過ぎて苦しいので、20時には就寝。暖房はちゃんと消して寝ました。
寝床は若干やり過ぎたかと思いましたが、普通に快適に眠れました。モンベルのダウンハガー#0やEXPを思い切って買うか、大荷物でもこれで行くか悩ましい所です。

 

 


翌朝。6時ころに起床。


富士山の裾から上る朝日を眺めつつ取り敢えず焚火。薪が余っても困りますからね。持ち帰っても置き場所がねー。下手なところに置いておくと、湿気るのですよ。

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火が起きたら朝食その1。昨日食べなかったマドレーヌとコーヒー。

薪を燃やし尽くしたら寝床を片付け。理想は干してから収納ですが、現地だと限度があるのであきらめてさっさと収納してしまいます。太陽のおかげで暖かくなったので、暖房も片付け。

昨夜の宴の後を片付ける前に、予定していた朝食と余ってしまった食材で、朝食その2。カットベーコンを塩コショウで焼いて、食パンと一緒に。ついでに昨夜食べる予定で余ってしまったシルクレタスにもベーコンを巻いて、生もの処理の完了。

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そうしたら後は片付けて帰るだけです。風がほとんどなかったので、順調に片づけができました。無駄に焚火したりしていたせいで、キャンプ場を出たのは11時頃。

その後は特に渋滞もなく、無事に帰宅出来ました。すごく緩いキャンプ成功で思わずにっこりな私。

 

 

 

そして残るは後片付けです。

 

あれだけの荷物を持って行ったので、帰宅してからそれをホン投げておいておくとすげえ邪魔です。車なので積みっぱなしと言う手もありますが、やれるときにやらないとテンションは落ちるばかりです。明るいうちに帰ってこれたので、なるべくその日のうちに片付けておきます。干したりなんだりするのは時間がかかるので、直ぐにしまうことが出来ませんけどねー。

 

取り敢えず喫緊の課題は、収納場所の確保ですかね。これ以上、自宅がドン・キホーテ(店の方)みたいになる訳にはいかんのです。
ブッタ(聖の方)みたいに断捨離に目覚めなきゃいかん時が来たのかもしれない。

それでは、また。