長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

コールマン エクスカーションティピー/325 のお話

先日使用した、コールマン エクスカーションティピー/325の紹介をしようと思います。

 

前回の記事で書いたように、このテントは3~4人用のティピー型(ワンポール)テントです。
上から見たインナーの形は六角形。フライは前後にある出入口のペグを張ると八角形っぽくなります。
設営方法の詳細はコールマンの商品紹介ページやYouTubeに動画があるので省きますが、大体のティピー型と同じです。インナーの床面をペグでしっかり張り、内側からテントの中心に一本のポールを立てます。
そしてフライをかぶせて、フライを床面に張ったものと同じペグに引っ掛けて、しっかり張れば出来上がりです。必要に応じてストームロープも張りましょう。
このテントに限らずティピー型は基本的に地面にペグを打たないと立ちません。地面の硬さや面積によっては設営できない可能性があるので、注意しましょう。

 

 

テントを上から見るとこんな感じです。黒線がインナー、緑線がフライ、灰色線がストームロープです。

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このテントのインナーは六角形なので、必要最低限のペグは6本赤丸)。これで取り敢えず立ちます。
更に出入り口のフライをしっかり張るために2本(黄丸)。
要らないような気がするのですが、出入り口のフライを支えている骨の根元に2本(青丸)。
強風に耐えるためのストームロープに5本(ピンク丸)。
最大で合計15本のペグが要ります。
図ではくっ付いていませんが、インナーのペグ(赤丸)にはフライも取り付けられています。
付属のペグは例のごとく鉄の棒を曲げただけの残念ペグなので、ソリステかエリステ辺りを買っておくと良いんじゃないでしょうか。私はエリステ派です。


地面の状態は一度訪れないとわかりませんし、天気次第でペグが抜けやすくなったりするときもあります。雨で地面が緩いとか、強風で強い力がかかるときもあります。
複数の長さのペグがあると安心ですね。私の場合は18cmと28㎝と38㎝の3種類を、8本ずつ持っています。エリッゼステークは色が選べるので、長さごとに違う色にしています。まぁ38㎝は使ったこと無いですけど。かわせみ河原みたいな砂地とかに行ったら使うかもしれません。

 

 

出入口は、前述したように2か所あります。
フレームが入っていて、土間部分が大きくできているのが1か所。

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その反対側に、フレームは入っていませんがペグでちゃんと引っ張ればそこそこの土間が出来るものが1か所。合計2か所です。
ペグの図で書いたように、私はフレーム入りの方を「出入口」、フレーム無しの方を「勝手口」と呼んでいます。
普通のティピー型は雨天時に出入りすると室内に雨が入りますが、フレーム入りの入り口のおかげでこのテントではそういう心配は有りません。靴も土間部分に置いておけます。
勝手口の方は土間部分があまり広くないので、雨天時に多少の雨は入ってしまうと思います。まぁおまけ機能という感じでしょうか。換気をするときなどに地味に便利です。

 

 

収納人数は3~4人。ドーム型の様に壁が垂直にならないティピー型は、中心付近の高さは高いですが壁付近の高さは低くなります。そのため、床面積ほどの広さは感じにくいです。


寝袋を引いて寝るだけなら4人。
着替えやら設営道具やらをテント内にしまうならば3人。
更に幕内で調理や食事をしたりするのならば2人。
更に更に暖房を点けたりすると1人が良いと思います。


テント内に簡易的な収納棚を設けたり、マメに片付けながら過ごせば、2人で暖房を付けながら調理、食事もできるとは思います。
しかし大体の人はテントの床にはいろんなものがブチ撒けてあると思います(決め付け)。そして片付けるのは最後の撤収の時になると思います。
なので、この位の人数が私としては快適に過ごせるかと思います。

 

 

換気については、フライには天辺付近に3か所あります。
インナーの換気窓は、天辺付近と床と壁の境目あたりに2か所ずつあります。出入り口と勝手口も網戸にできます。

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幕内でガンガン暖房を点けなければ、換気窓は足りると思います。くれぐれも、一酸化炭素中毒には注意してください。警報器は忘れずに。
夏は使っていないので何とも言えませんが、これで暑ければどんなテントでも暑いと思います。


しかしこのテントの場合はインナーのみで自立が出来ます。風がない時でしたら、蚊帳の様な使い方ができるかもしれません。
まぁ天気急変で雨が降り出したら目も当てられません。山の上の場合には露が降るときもあります。
フライを掛けることでテントの強度が上がるかは不明ですが、風にも弱くなると思います。ストームロープも張れないですし。
換気全開で風をまともに受けると愉快なことになるのは想像に難くないですから、自己責任でチャレンジしてください。

 

ちなみにこのテントで、インナーを張らずにフライのみで張るというのは難しいと思います。インナーのポールが突き立つ天辺には破れないように補強がしてありますが、フライにはしてないからです。
タープポールの先端に付けるエンドロックの様に、ポールの先端を丸いものに出来れば行けるかもしれません。挑戦者求む。

 

 

グランドシート(テントの下に敷いて、汚れや地面からの湿気を防ぐもの)の専用品は今のところ(2018年1月時点)は無いようです。
ひとつ前のシリーズである、ウインズライトティピー/325用はあるようです。
しかしこちらは少々小さい模様。このシートの穴にペグを通すと、インナーがピンと張れないようです。穴に通さなければ使えるようです。


そもそもでグランドシートは小さめが良いと言います。それは雨が降ったときに大きいシートを敷いていると、シートと床面の間に水が入り、場合によってはのっぴきならないことになるからです。
とは言え雨が降らなければ問題ないです。むしろ地面に直接触れるところがないので、汚れが付かないので片づけが楽です。
大きすぎるとペグを打つのに邪魔になりますので、テントより少し大きめな適当なブルーシートとかを用意して、はみ出したところは折りたたんで使うなり、はさみでカットしてからほつれないようにテープなどで処理すればいいと思います。

 

 

取り敢えずこんな感じです。なにか思い出したら追記します。

 

皆様のお役に立てれば何よりです。
それでは、また。