キャンプシーズン 始まりました
キャンプの季節がやってきました。
日中は外にいるだけで汗をかく気温では無いですし、寝るときは程々の寝袋で問題なく寝れる。虫の数もだいぶ減ります。
個人的にはキャンプを始めるにあたって、一番よい季節だと思います。
春も良いのですが、毛虫・芋虫がいるのが私としてはキッツイです。
(個人的おすすめ漫画、「まったく最近の探偵ときたら」より)
虫が一匹でも許せない人はもう真冬しかないです。しかも伊豆とかの「冬でも程々温暖な気候」と言うところはアウトです。そういったところには真冬でもいますので。
冬キャンプとなると装備にはきちんとしたものを揃えないと冗談抜きで危険ですし、楽しみ方も暖かい時期とは大きく変わります。お好みで選びましょう。
さて。
今回は10月6日~7日にかけて、長野県にある「戸隠キャンプ場」に行ってきました。
有名なキャンプ場だそうですが、私は始めての利用になります。
調べた感じでは評判が良かったのでちょっと期待値が高かったのですが、これがバッチリ当たりです。とても良いキャンプ場でした。
以下、(いつも通り)殆ど写真の無い感想です。
・施設がとっても充実
戸隠キャンプ場は所謂「高規格キャンプ場」に当たるかと思います。
綺麗な設備、充実した売店やレンタル用品、家族で楽しめる牧場などの施設。手ぶらで来ても楽しめるキャンプ場という奴です。
既にキャンプ道具が一通りどころか二通り位そろっている私や諸兄らは、あまり利用を考えない部類の施設かもしれません。特にソロキャン勢。
しかし設備が綺麗なのは、何物にも代えがたい魅力があります。
戸隠キャンプ場は、私的にはバッチリ合格です。
綺麗な水洗トイレ。ちゃんと手洗い洗剤もあります。複数個所あるので、おなかの調子が急降下しない限りは大丈夫だと思います。
流し場も綺麗でした。こちらにも手洗い洗剤がありました。食器用洗剤は無かったので、各自で準備しましょう。トイレよりも更に数があるので、困ることは無いと思います。
ゴミ捨て場もあります。
・値段が比較的安い
私の利用料は¥3000でした。内訳は、フリーサイトで車一台¥1000、テント一張¥2000です。
この料金が高いか安いかは人によりますが、とある別の高規格キャンプ場では同じ時期でも¥7000程します。それを思えば、とても良心的だと思えます。
こちらのキャンプ場は各施設が充実していますが、基本設備以外は利用しなければ料金がかからない方式です。
キャンプ場によっては「利用料自体が高いけど、場内施設はすべて無料で利用可能!」という所もありますから、利用する施設によって選ぶのも大事です。
先ほど挙げた¥7000の料金もソロだとかなり高額になりますが、5人までは料金は変わりません。そのため、そこまで高額と言う訳ではないことになります。
更にテントや車の数が増えた時の追加料金や、タープなども別料金の場合があります。
戸隠キャンプ場はテントや車の数などでそれぞれ料金が追加されるので、「一部の施設しか使っていないのに料金が高い」という感じはしないと思います。
・フリーサイトは予約不要で利用できる
最近の主流は予約制の区画サイトだと思います。
予約すれば場所取りの為に朝早く出る必要も無いですし、区画があれば不心得者な隣人が領土侵犯を行った場合にも抗議しやすくなるでしょう。
しかし私の様に「天気が良ければ行く」みたいな時は予約は足枷になりますし、区画サイトで家族キャンパーに囲まれて過ごすソロキャンプは何とも言えないわびしさがあります。
「キャンプをする時はね、誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……」という「孤独のキャンプ」を信条とする場合は、フリーサイトが最も適していると私は考えます。
そしてフリーサイトはキッチリとサイトが区切られていないため、予約不要で利用できるところが多いです。とは言え利用者数に限度はあるので、混雑時は入れないときがありますが。
それでも思い立った時に直ぐに行けるキャンプ場は、有難いものです。
ただし良い場所は早い者勝ちなので、フリーサイトに行くなら早起き推奨です。
・高原なので秋口は寒そう
世間一般のイメージとして、キャンプは夏が最盛期です。なので寒い所になればなるほど人は少なくなるのでは?と思います。夏の避暑キャンプは別として。
次に私の嫌いな虫ですが、これも夏が最盛期です。更に夏でも気温が低い地域では、虫のサイズが小さくなる傾向にあると思います。服に蜘蛛の一匹でも付いた時には、デカい奴が付いた時と米粒サイズが付いた時での心理的ダメージは大きく異なります。
私としては暑い時に冷たいものを食べたり飲んだりするより、寒い時に暖かいものを飲食するほうが好きです。キャンプ的にその方が手軽にできるというのもあります。水を沸かすのはバーナーがあれば簡単ですが、冷やすのは難しいですから。
これらの理由から、私は程々に寒いキャンプ場が好みです。
……が、この日は台風の影響か、全国的に夏日になるという素敵な陽気。日中は半袖で余裕でした。
しかし夜になると様子は一変。気温はグッと下がり、風も強くなったおかげで薄手の長袖では寒いくらい。
私は秘密結社ブランケットに入団しました。
(一部のキャンパーにはおなじみ、「ゆるキャン△」より)
気温の下がる屋外で動かずにジッとしている訳ですから、十分に防寒対策をしましょう。そうすればこの時期のキャンプの楽しみが増えると思います。
概ねこんな感じで、私としてはとても好印象です。
残念ながらこちらのキャンプ場は4月下旬から10月下旬までが利用期間です。なので私は年内の利用は出来ませんが、来年はまた同じ時期に行きたいと思えるところでした。
今回のキャンプで残念なところ、というか失敗したなと思う所と言えば、事前の買い物が思うようにいかなかったことです。
利用したお店が小規模の所でしたので、欲しいものが入手できませんでした。そして私は臨機応変に対応できるような調理スキルは持ち合わせていない。
結果としては、一部のメニューは諦めました。
早く到着しようと焦るあまり、他の店に寄らなかったのも敗因の一つでした。
次はもっと心にゆとりをもって行きたいものです。
もう一つはチェックアウトが10時なのが、ちょっと早いかなと言う所です。
この時間だと、朝はあまりのんびりはしていられません。
しかしフリーサイトはチェックインが8時半からなので、多少早いのは仕方ないと思います。
10時と言うのも特別早い訳ではないですし。
さて。私の感想は概ねこんな感じです。
各自のキャンプスタイルで気に入るキャンプ場は様々ですが、ここは幅広い層に気に入られるところだと思います。
北信へキャンプをしに行くときは、候補に加えてはいかがでしょうか。
それでは、また。