長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

大洗キャンプ場でクリスマス(の三日前に)キャンプ

金曜日にお休みが取れたので、金曜から土曜とキャンプをしようと画策しました。
場所はいつものふもとっぱら。さて、注目のお天気は?

 

……ふもとっぱらは雪予報だそうです。

fumotoppara.blogspot.com

 

富士山周辺の予報を見ても、雪ではないにしろ降水確率60%くらいと超微妙。これは大丈夫だろうと現地に行ったら降る流れ。確率は悪い方に傾くスパロボ理論。
降りそうなのは土曜日の午前中だけのようですけども、むしろ撤収中に降られる方が厄介です。
可能な限り乾かしてから収納したいので、撤収前に乾いてくれるならそれまでは濡れていても我慢できます。程度にもよりますが。


仕方ないので他の場所を探しましょう……と言って見つけたのが大洗キャンプ場
大洗と言えば、鷲宮神社と並ぶ約束された勝利の聖地です。最終章の続き早う。完結まで何年掛けるのでしょうか。サグラダファミリアかな?


さて。
ここは以前も候補に挙がったことはありましたが、その時は諸事情により結局行きませんでした。予約も不要ですし、埼玉県からならとてもお手軽な距離。そして降水確率10%。これは行くしかない。


と言う訳で出発。

 


到着&設営完了。

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一息ついたら丁度昼時だったので、昼ご飯ついでに買い出し。
昼ご飯は海沿いの店でしらす丼とあん肝。おいしい。

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買い出しはキャンプ場の隣にあるスーパー。当然のごとくガルパン押し。

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キャンプ場に帰ってきてから明るいうちから酒を飲むというダメ人間の象徴のような行動をしていると、おもむろに猫が足の上に載ってきた。なにこれ凄いサービス。猫カフェの次は猫付きキャンプ場……?流行りそう。

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一時間くらいしても猫が足の上から移動する気配を微塵も見せないので、そっとどいてもらうことにする。おっちゃんトイレ行きたいんよ。
トイレから戻ってくると、猫は他の人の元に移ったようで一安心。取り敢えずおやつでも食べましょうかね。

 


おやつはスーパーで買ってきた肉まん。普通ならレンチンするか蒸し器で蒸すわけですが、当然そんなものは無いです。なので適当にフライパンで蒸しましょう。
やり方は簡単です。真ん中に肉まんを置いて、適当に水を振り掛けます。後は蓋をして、中火から弱火で15分くらい放置します。水が蒸発して無くなったら、適宜足してください。

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本当は焼き豚まんにする予定でしたが、バターを買い忘れました。普通に油で焼いてもよさそうですが、油も無いです。買いに行くもの面倒なので、普通に食べました。おいしい。


夜が更けてきたらテントに引きこもります。今日の晩御飯はお好み焼きです。混ぜる、焼くのツーステップで完了の素敵料理。

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本来ならキャベツを刻む必要がありますが、面倒なのでサラダコーナーにある千切りキャベツを使います。みじん切り派は頑張ってください。チョップドサラダが売っていればワンチャン。
今回の具材はシーフードミックス。こちらもカット済みで混ぜるだけという利便性を重視しました。どうせならめんたいパークで明太子を買ってきても良かったかもしれません。ちょっともったいない様な気もしますけど。


ともかくも混ぜて

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焼いて

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完成。おいしい。

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ちびりちびりとウイスキーを舐めつつ食べていましたが、二枚で程々に満腹。具材が余ってしまうので作ってしまえと更に二枚焼きましたが、一枚食べてギブ。残りは次の日の朝食に回されました。
ちなみに翌朝の焼いてしまったお好み焼きの再加熱も、肉まんと同様の方法で行いました。お好み焼きの触感が「ふっくら」から「ずっしり」に変わりましたが、これはこれで良いと思います。


お腹が苦しいので、21時には早々と就寝。
そして夜中に目覚めると、驚きの光景が。


めっちゃ雨が降ってます。
なんなん君?降らないって言うからこっちに来たの!こっちも降るって分かってたら普通にふもとっぱらに行ってるの!気象庁の馬鹿!もう知らない!

 

と、駄々を捏ねても雨はやまないので、そのまま日が昇るまでふて寝しました。

 


翌朝。雨は無事にやんだようです。


ちゃちゃっと朝食のお好み焼きを食べて、撤収準備。
林間キャンプ場の長所でもあり欠点でもある木陰のおかげでテントは全く乾かなそうなので、畳まずにビニール袋に丸めて詰めてしまいます。帰ってからどうにかしましょう。


九時には片付け終わり、途中で大洗磯前神社を詣でつつ帰宅しました。

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以下、大洗キャンプ場の感想まとめ


良い所
・アクセスしやすい環境。


・隣にスーパー、五分も歩けばコンビニ。ホムセンも車が有れば余裕です。


・綺麗なトイレ(重要)。


・予約不要のフリーサイト。かなり広いです。

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・12月でも大して寒くない気温(体感には個人差があります)。
ふもとっぱらを想定していたので、上半身のインナーにモンベルのジオライン厚手、下半身のインナーはゴールドウィンの光電子・超厚手の重装備。日が暮れてもフリースを一枚羽織れば大丈夫でした。


・猫。
もふれます。

 

 

残念な所
・街中なので、夜でもそれなりに音がすること。
「ソロキャンをする時はね 誰にも邪魔されず自由で なんというか 救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで……」というときは向かないと思います。
私はソロキャンの時は出来るだけ静かで、他の人がいても凄い遠くと言うのが理想です。ですがトイレは綺麗な方が良いので、過疎りすぎていても困るジレンマ。


・トイレは管理棟の付近の一つだけなので、離れたところに陣取ると不便。
仮設トイレもあるようですが、私が訪れたときは利用できないとのことでした。


・地面が固めた砂のような地質なので、簡単にペグが刺さる反面、簡単に抜ける。
私のティピーテントで18cmペグを使用したら、立てた瞬間にすっぽ抜けました。28cmなら問題なしでした。

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・濡れるとテントやグランドシートに砂がたくさん付く。
個人的には芝の方が汚れを落とすのが楽で好きです。

 

 

概ねこんな感じです。
キャンプを始めて間もない人、皆とわいわいグルキャンしたい人にはお勧めです。


今シーズンも始まったばかり。
残念なことに仕事が忙しいのでそんなには行けませんが、1月にはまた行きたいと思っています。

 

 

そういえば今回も本を読んでいました。読んでいたのは羆嵐です。
この本は熊の獣害としては日本最悪の被害を出した「三毛別羆事件」を元にした小説です。
開拓時代の冬の北海道。貧しい土地を懸命に切り開き、隙間風が吹きこむ草囲いの家で冬を耐え忍ぶ村に、一頭の羆が襲い掛かります。
羆は人の味と弱さを覚えます。すると人の使う火を恐れなくなり、大きな音を出してもむしろ積極的に襲うようになります。
恐ろしい獣に変じてしまった羆に、人はどう立ち向かうのか……。
そんな話です。

 

少なくとも、冬のキャンプ場で読む内容では無いなと、読み終わってから思いました。

 

それでは。