長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

転職活動記録 退職準備編

退職することが決まると、やることがたくさんあります。


転職先の内定を得るまでは面接の練習や勉強で忙しいと思いますが、真に慌ただしくなるのは内定が決まった後です。

キリが良い所まで通常業務を進めるのは勿論ですが、それに加えて次のような仕事が増えます。

 

 

  • 後任への引継ぎ資料の作成と、引継ぎ

自分が別の担当になるので引継ぎをする、という場合は、最低限の引継ぎをすれば一応何とかなります。あまり褒められたことではありませんが、もしも分からないことがあれば、その都度教えれば良いのですから。


しかし辞めるとなるとそうは行きません。聞く相手が存在しなくなるからです。
ですので業務に必要なことはすべて資料にし、後任に説明しなければなりません。
これがいざ作り出すとめっちゃ多い。そりゃそうです。何年も積み上げてきたノウハウをすべて資料にするのですから。


私の理想は「後任がメモを取らなくて済むように資料を作る」ことです。


新任がメモを取るのは一種の「美徳」とされているような気がします。
しかしメモを取らなければいけないというのは、言い換えれば「マニュアルが作成されていない」という事です。
私個人としては「ムラの無い最低限の指導をするために、マニュアルは必要」と考えているので、頑張って作成しました。

 

 

  • 関係者に挨拶回り

どの範囲まで挨拶する?というのは、状況次第としか言いようがないと思います。
私の勤務先はいくつかの工場に分かれていました。工場一つ当たりで40人ほどが勤務しています。
その中で交流があるのは30人くらいです。残りは知ってはいても話したことは無い人でした。


私が最終出勤日に挨拶に行ったのは、交流がある人達と、勤務している工場の偉い人です。話したことのない人には行きませんでした。
後は異動などで違う工場になってしまった人、10人程にも行きました。


中小企業でしたので社長クラスにも偶に話しかけられたりしました。ですので大企業の様に役員・社長は雲の上と言う訳ではありませんでしたが、挨拶に行くほど近い存在ではありませんでした。
ですのでこちらは控えました。

 


そして私が挨拶に行ったのは最終出勤日です。
人によっては有給消化の最終日、つまり退職日に挨拶に行く人もいるようですね。
私は退職日には引っ越していますので、退職日に挨拶に行くのは難しい状況でした。そのために最終出勤日にあいさつ回りを行いました。

 


その際にお菓子を配りつつ回ったのですが、値段は一つ100円前後の物です。スーパーのギフトコーナー(よくサービスカウンターと併設されているヤツ)で購入しました。
中小企業と言えども全社員に渡すのはやり過ぎかと思いましたので、自分が勤務している工場の全員に渡す量(40個)を用意しました。それに加えて別の工場の知人(10個)です。
ですので余分に見て60個ほどの数を用意しました。


話したことのない人に直接渡すのは、人見知りの私には大変ハードルが高いものです。なのでタイムカードの横にあいさつ文と共に置いておきました。
あいさつ文は簡単なもので、


「長い間、大変お世話になりました。よろしければご自由にお取りください。〇〇(名前)」


と、便せんに書いて、箱に張り付けておきました。
箱とあいさつ文の処理は同僚に頼んで、私の最終出勤日は終わりました。

 

 

  • 職場の整理整頓

会社に返却するもの、持ち帰る私物、処分するゴミ。
マメに片付ける人はともかく、大抵は色々と懐かしいものが発掘されます。
最終出勤日には掃除も完了できるように計画的に進めなければなりません。

 

 

 

  • 退職届(もしくは退職願)の作成と提出

退職届か退職願か、提出するのはいつか、会社指定のテンプレートは有るのか。これらは会社ごとに違うようです。
これについては退職が決まった時点で、現在の職場に確認するのが一番良いと思います。


ちなみに封筒は退職交渉を始める前に用意した方が良いと思います。


封筒は「白の封筒で郵便番号欄(□□□-□□□□)が無いものが好ましい」とされています。
出ましたね。めんどくせぇマナーが。


私は普通に郵便番号欄がある物しか用意していませんでした。
退職届を書くときになって知ったので、近くの店(コンビニ、ホムセン、ドラッグストア、本屋の文具コーナー)を探し回りましたが何処にもありませんでした。
仕方なく大きい封筒(角形2号 A4が入るサイズ)を切って、自分で作りました。


通販なら普通に買えますので、退職を決めた時点で用意することをお勧めします。

 

 

  • 退職手続きの説明や書類の作成

会社の守秘義務に関する誓約書や所属している団体の退会手続きなどの書類に署名と押印をしまくることになります。
通常なら会社の総務や人事が主導すると思いますので、困ることはないかと思います。

 

 

  • 退職金の手続き

世知辛い?ことに退職金も税金がかかります。


一般的に「退職所得の受給に関する申告書」を提出することによって、税金が引かれた額が支払われます。普段の給与も税金が引かれた額が支給されている訳ですから、これと同じですね。
これを提出しないと支給時にザックリ(一律20.42%)と税金を徴収されるので、「確定申告」での調整が必要になるようです。


複数から退職金をもらう時には、その数だけ申告書を提出する必要があるようです。
通常ならこちらも会社側が主導すると思いますので、問題ないかと思います。

 

 

  • 団体保険の手続き

会社で団体保険に加入しているならば、個人契約に変更しなければなりません


団体割引が無くなり、給与天引きではなくなるので口座を指定せねばなりません。
団体割引は私の契約では一ヵ月100円ほどだったので、大したことは有りませんでした。

 


ちなみに私の場合は更に引っ越しによる住所変更もありましたが、こういう時に保険会社などがきちんとしているかが見えるのではないかと思います。


私が加入している保険会社では、担当者が「新住所を適当な紙に書いて貰えれば、あとは手続きしますよ」というのでその通りにしました。
しかしいつまでたっても変更は行われず、結局ネット経由で自分で手続きをしました。


元々会社での付き合いで加入していたようなものなので、近いうちに見直そうかと思います(にっこり)。

 

 

 

円満に退職するには、成すべきことがたくさんあります。
正直に言いますと、このように転職は凄い労力がかかります。
気軽に何度もしたいものではありませんので、しっかりと納得できる企業に転職できるように頑張りましょう。

 

 

 

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