長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

転職活動記録 退職交渉編

内定を勝ち取ったら、現職を退職せねばなりません。
既に退職している方は関係がない話題です。

 

 

殆どは面接で「いつから入社できるか?」と聞かれていると思います。
それを完璧に守らないといけない訳ではありませんが、可能な限り合わせないと印象が悪くなるのは火を見るより明らかです。
可能な限り迅速に事を進めなければなりません。まずは直属の上司に退職する意思を告げる必要があります。

 

 

ここで上司への伝え方ですが、大抵の転職サイトだと


「直属の上司に大事な話がある事を伝え、他に会話が漏れない個室などに上司を呼び出す。そこで辞意を伝える」


とされています。

 

 

  • どこで話す?

私の勤務先は一般社員が気軽に使える個室など有りません。


営業の人等が使用する応接室は有りますが、私は工場の一作業員。応接室を使いたい等と言い出したら、退職の意思を喧伝しているようなものです。
これでは個室は諦めるしかありません。


ですので、まずは人気がない隙を見て話しかけ、簡潔に辞意を伝えます。
そうしたら上司が詳しい話を始める前に「何処で話すのがよろしいでしょうか?」と尋ね、場所は上司に決めてもらう事にしました。

 

 

  • 誰に話す?

私の直属の上司は勿論いますが、指揮を任されているだけで役職が付いている訳ではないのです。給料は増えないけども、まとめ役をやらされるという悲しきポジション。
役職付きはもう一つ上になります。


役職が無くともすぐ上の上司か、それとも役職が付いている最初の上司か。
果たしてどちらに最初に話すべきか……?


しばし考えましたが、幸いなことにどちらの上司も「自分より先にアッチに話しやがった!」と目くじらを立てるタイプではありません。
なのでどちらかに話しかけて、「〇〇さん(もう一人の上司)も同席して貰った方が良いでしょうか?」と確認することにします。

 

 

  • アポは取る?

事前に「〇〇時から話したいことがある」とアポを取って上司を呼び出す、としているサイトが多いように思います。
アポを取る時間は、朝一以外ならばいつでも良さそう(但し辞意を感じ取られないのが前提)です。


しかし私は上司と話す時に用件をはぐらかしてアポを取ったことは有りません。普通アポを取る時は用件を伝えませんか?


「〇〇の話がしたいのですが、お時間よろしいですか?」
「今でいいよ」or「今忙しいから、〇〇時からにしよう」


みたいな感じじゃないですか?ざっくりとでも用件を伝えないと、今する必要がある話か、後で良いかが分かりませんし。


用件をはぐらかしていると、ヤバい話だというのが伝わってしまうような気がします。
ですので余計な懸念を抱かせない為に、人気がない所でアポ無しダイレクトアタックすることにしました。

 

 

  • 時間はいつにする?

サイトによって様々ですが、「仕事が一段落した業務時間外(残業時間)が良い」としているところが多いように思います。


しかし私の職場は二時間前後の残業はほぼ当たり前。業務時間内では基本的に捌ききれないので、早く帰るためにもっとも忙しく立ち回っているのが業務時間外(残業時間)です。


どのくらいの時間がかかるか分からない話をそのタイミングでするのは流石に迷惑だろう、と考えました。
そして午前中は、話した後の仕事のモチベーションに影響が出そうなので、これも避けるようにします。

 

 

 

これらを総合して、

 

昼過ぎに上司の周りに人気がないタイミングを探り、
「一身上の都合により退職したいと思いますのでお話ししたいのですが、お時間よろしいですか」と切り出すことにしました。
上司の了承が取れたら、
「では何処で話すのがよろしいでしょうか?あと〇〇さん(もう一人の上司)も同席して貰った方が良いでしょうか?」
と続けます。

 

決行当日は大変な挙動不審でした。
二人の上司の方をチラチラ見ながら、そわそわと自分の仕事を進めることになるからです。当然ですね。
恋する乙女みたいだな!アラフォーおっさんですけども!


「今行くか。いや、まだか。いや、今か。」
って言うとグラスワンダーのCMみたいですね。私はウマ娘でしか知らない超にわかですけども。

 

 

 

 

 

そして時は来た。

 

 

 

 

 

午後三時。
素晴らしいことに、二人の上司が人気のない所でなんか話しています。
私は二人に声を掛け、事前に用意した言葉を絞り出しました。

 

 


有難いことに、話は順調に進みました。
切り出してから一ヵ月を引継ぎ期間。もう一ヵ月を有給消化期間としてもらいました。
ほぼほぼ、私の要望通りにしていただきました。


上司に「そうか……。残念だけど仕方ないよね。新しい所でもがんばってね。」とか言われると、流石に泣きそうでした。

 

但し、ジェットコースターのような日々はこれから始まります。
これで勝ったと思うなよー!

 

 

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