長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

ドライブレコーダーを付けて思う事

ドライブレコーダーを取り付けて1か月ほど経ちましたので、その感想をば。

取り付けは以下の記事をご覧ください。

hasemurakobo.hatenadiary.jp

hasemurakobo.hatenadiary.jp


まずはセルボに取り付けましたオウルテック「OWL-DR04-BK」から。
動画はYouTubeを検索すれば普通にありますので、気になる方はそちらでどうぞ。
私が撮影した動画をキャプチャしたものがこちらになります。

f:id:hasemura:20180509205926j:plain


曇り空だったので少々暗いです。画質は少々荒いですが、動画として見ればそこまで荒いとは感じません。
左側の車の数字は何とか読み取れますが、距離にして5メートル位だと思います。これ以上離れると読み取れません。

 

次はNV350に取り付けたユピテルの「DRY-ST7000c」です。
こちらも動画はYouTubeにお任せします。
私が撮影した動画をキャプチャしたものがこちらになります。

 

f:id:hasemura:20180509205905j:plain


こちらは晴れているので、綺麗に見えます。静止画にしてもちょっと粗目のデジカメ写真と同じように綺麗です。
前方の車の数字も何とか読み取れます。こちらは距離にして10メートル位だと思います。こちらもこれ以上離れると読み取れません。

 

当然ながらユピテルの方が解像度が高いので、離れていても小さい数字が読み取れます。
至極当然のことですが、解像度が高い方が細かいところまで撮影出来ました。

 

問題はこの解像度が必要かどうか、です。


私が考えるドラレコの必要とされる場面は
「信号のない交差点で事故が起こり、相手が一時停止を無視して飛び出してきた」
とか
「交差点での事故でどちらが信号を無視しているか」
などの状況です。
つまり相手と話が食い違い、揉めた場合です。
この場合は相手が逃げていないので、自分の証言が正しいかどうか証明することが重要になると思います。
このような状況ではナンバープレートなどの細かいものは必要ないので、オウルテックの様な画質でも十分と言えます。

 

一方で相手が逃げてしまったときや、駐車監視機能などで当て逃げを探す時はこの解像度が有効になると考えられます。
私の場合は駐車監視機能を使用していないことや、先にあげたような状況が撮影できれば問題ないと考えています。なので私にはユピテルはオーバースペックだという事になります。
次に購入することがあれば、これを基準にして選ぶことにしようと思います。

 


さて。オウルテックは基本の撮影のみに機能を絞ってあるドラレコです。
一方でユピテルはいくつかのおまけ機能が付いています。
前の車が発進した時にお知らせしてくれる「スタートインフォメーション」
車線のはみだしを警告する「レーンキープアシスト」
前の車と接近しすぎた時に警告する「前方衝突アラート」
この3つが付いています。しばらく使用してみたのですが、私の結論としては「不要」です。

 

「スタートインフォメーション」は停止している状態から前車が離れるとお知らせしてくれますが、こちらがちゃんと発進しても当たり前ですが車間は少しづつ開くものです。その時もお知らせしてくれます。
つまり、一時停止をして発信するたびに毎回お知らせしてくれます。問題なくしっかりとやっているのにクドクドとしつこく注意されているようで、若干イラつきます。
前方がトラックなどで前車の認識がおかしい時には、ずっとピロンピロンと音が鳴りうるさい事この上ないです。

 

「レーンキープアシスト」は60Km/h以上で動作します。少々設定も必要で、撮影動画のどこに道路の線があるかを決めてやる必要があります。
この機能を有効にして高速道路を走行してみましたが、特にはみ出してもいないのにピロンピロンと音が鳴ります。
説明書にも書いてあるのですが、ウインカーと連動している訳ではないので車線変更時にもなります。
私の場合は車線変更しないで普通に走行していても1分に3回程度お知らせしてくれました。うるさい。
前述した道路の線の設定を詰めてやればいいのかもしれませんが、走行中にドライバーが弄れるはずもありません。路肩に停めて設定すれば多少は良いのかもしれませんが、厳密には出来ないと思います。
まぁ走行中に設定してくれる友人なりなんなりが居れば良いのですが、私にはいません。仕方ないね。

 

「前方衝突アラート」は試していませんし、試す気も無いです。こちらの動作条件も60Km/h以上ですし。
ブレーキがもしかしたら若干早くなるかもしれないので、多少は被害が軽くなるかもしれません。

 

この3つの機能は他のメーカーでもあります。自分が軽く見た範囲だとどのメーカーも似たようなもので、所詮はおまけ機能だということです。
一度試してみるのを止めはしませんが、最近の車に搭載されている自動ブレーキなどの機能の廉価版などと思って試すと酷くガッカリすること請け合いです。
そこをわきまえた上で、お試しください。

 

私が使用してみて感じたのは、こんなところです。
私にはフルHD」「HDR」「広めの視野角」があれば、大体問題ないという事です。
ちなみに夜の撮影もしてみましたが、どちらもそれなりでした。特筆するほどきれいにハッキリ!とは行きませんでした。とはいえ夜間で普通に撮影できるだけでも凄い事なのですが。

 

皆さんはどの程度の性能が必要でしょうか。
あせらずにしっかりと考えてから選ぶことをお勧めします。
それでは。

ドライブレコーダーをNV350へ取付

NV350 キャラバンにドライブレコーダーを取り付けました。セルボの翌日です。
取り付けるのはユピテルの「DRY-ST7000c」です。
割とどうでも良いドラレコの選定理由と、セルボへの取り付けは別の記事になります。

hasemurakobo.hatenadiary.jp

 

 


はい。流れはセルボの時と同じです。なので説明は更に適当になりますがご容赦を。
まずはウェザーストリップとピラーカバーを外します。セルボと違いピラーにアシストグリップが付いていますが、如何にもなカバーをあけるとボルトが見えますので、これを取れば外すことが出来ます。

f:id:hasemura:20180409221722j:plain

f:id:hasemura:20180409221736j:plain


NV350のピラーカバーのツメは1か所だけですね。簡単に外れました。

f:id:hasemura:20180409221754j:plain


写真のフロントガラスがすげぇ汚いですが、汚れている方がワイパーのふき取り範囲が確認しやすくてドラレコの取り付けには良いんですよ?と言い訳をしておきます。


続いてグローブボックスを外します。ここはセルボとは違います。
ボックスを開けたら、そのまま上に引き上げると下部にある蝶番が外れます。そしたらボックスが左右に動くようになるので、片方ずつ開きすぎ防止の突起を外しましょう。

f:id:hasemura:20180409221821j:plain

f:id:hasemura:20180409221839j:plain


ちなみにこのやり方は車の説明書に書いてあります。NV350はグローブボックスの後ろにヒューズがあるので、ちゃんと外し方が書いてあるのですね。
知らなかった人はきちんと説明書を読み直しましょう。私は読みましたが忘れました。


次はセルボの時と同じように、隙間から紐を垂らします。セルボよりも入り組んでいるので通しにくいですが、無理ではないはずです。

f:id:hasemura:20180409221920j:plain


無事に紐が通ったら、同じように傷がつかないように保護した配線に紐を縛り付けて、上まで引っ張り上げます。


そうしたら本体の位置を決めます。接着面の半分くらいがサンシェード(黒い点々)にかかってしまいましたが、まぁ大丈夫でしょう。落っこちたらその時に考えます。

f:id:hasemura:20180409222109j:plain


上を通る配線は天井の隙間に押し込みます。
ピラーでは既存の配線に沿ってタイラップ等で軽く留めます。
余った配線はグローブボックスの裏側にまとめて、これもタイラップで固定します。

f:id:hasemura:20180409222145j:plain


ここまで済んだら念のための動作確認をしてみて、問題ないようでしたらあとは原状復帰です。


こちらでも運転席からはドラレコは殆ど見えません。このドラレコには前の車が発進したのをお知らせする機能などが搭載されていますが、見えないのであまり意味はないかもしれません。音でもお知らせしてくれますが、果たしてどれだけ役に立つでしょうか。

f:id:hasemura:20180409222210j:plain

 

配線はこのような塩梅になりました。

f:id:hasemura:20180409222241j:plain


……シガープラグが思ったより出っ張っていますね。
NV350の前列は3人乗りなので真ん中にも人が座れますが、これでは真ん中の人の膝がぶつかること間違いなし。すごい邪魔っぽいです。まぁここに誰かが座ったのは数える程しか無いですけども。
余談ですが真ん中に人が乗るとバックミラーは全く見えなくなります。つい癖でバックミラーに目をやると「目が逢う瞬間(とき)」状態になります。おっさん同士で何度もこれをやると、苦笑い以外のリアクションは難しいと私は思います。


取り敢えず出っ張っているのをどうにかしたいので、一番簡単な方法でどうにかします。
カー用品店でコード式のシガー分岐ソケットを買ってきます。

f:id:hasemura:20180409222318j:plain

 

付けます。以上です。

f:id:hasemura:20180409222343j:plain


選定ポイントとしてはコード式でプラグがなるべく短いもの。それだけです。ソケットを増やしたい方はお好みで。
ちなみにこれは通電時に青く光るそうですが、個人的には光る必要はないので100円でも値段を下げてくれと言いたい。まぁ既に500円とすごくお安かったので良いのですが。下手に自分で作るより安上がりです。大量生産って凄いですよね。

 

さて、後は余った配線を適当にまとめて、取り付けは終わりです。

 

 

 

これでオウルテックユピテルの2つのドラレコを装着したので、しばらく使ってみて比較が出来たら良いなと思います。
その時は改めて記事にしようと思います。
それでは。

 

2018/05/09 追記

超大雑把に比較をしました。

hasemurakobo.hatenadiary.jp

ドライブレコーダーの選定とセルボへの取付

昨今の車装備の流行と言えばドライブレコーダーでしょうか。
取り付けようとは思っていたのですが、めんどくささが先に立って後回しにしていましたが、重すぎる腰をようやく上げるに至りました。
で、買ってきたものがこちら。

f:id:hasemura:20180408152712j:plain


……何故に3つもあるかと言いますとね。一つはNV350用。もう一つはセルボ用。残りの一つは実家の母へのバースデープレゼントです。


母はもう60半ばですが、東京都内の様に公共交通機関が充実した地域ではないので車の運転は欠かせません。安全運転をしているので無茶なスピードを出すような運転はしませんし、そこまで心配はしていないのですが、母本人から「最近話題の煽り運転が気になる。」とのこと。
実際に安全な速度で走行していると煽られる事もあるようで、そのため万が一の時の為にドライブレコーダーを付けたいがどれが良いのかわからない、と。
そこでちょうどよく誕生日が来たので、プレゼントとしてドラレコをリクエストされたわけです。


「よっしゃ!まかしとき!」と請け負ったものの、正直に言うと私もどれが良いとかわかりません。わからないので重い腰が更に重くなったとも言えます。
しかし請け負ったからには捨てては置けません。取り付けも初めてなので、練習ついでに自分の車でやってみることにします。

 


まずは最近のドラレコのおすすめや選定ポイントを調べるところからです。
私が初めてドライブレコーダーを調べたのは結構前ですので、その当時はフルHD」「LED信号対応」「Gセンサー」の辺りが選ぶポイントでした。全部乗せは結構いい値段がしたと思います。


しかし今時はドラレコも進歩して値段も安くなりました。上記の3点は激安品でもない限りは大抵付いています。必須装備と言ってもいいくらいです。
これなら店で売っているような物ならどれでもドラレコとしての基本性能は満たしているだろうと思い、近所のスーパーオートバックスに行ってきました。そして値段と主要スペックを中心に見比べて、適当に選んできました。

 


ちなみになぜ通販では無いのかと言いますと、選択肢が多すぎて選びきれないからです。
ただでさえ比較する要素が多くて、数種類でも迷う訳です。値段を始めとして、画素数、視野角、HDR、標識認識などのおまけ機能等々。それに加えて怪しい海外製から怪しいショップまで比べ出すとキリがありません。


私は欲しいものが決まっている場合にはネット通販で買うことも少なくないですが、決まっていないときは実店舗で買うことが多いです。
万が一に故障した時も、実店舗の方が都合が良いですし。
そんなこんなで、店のドラレコ売り場で1時間近く悩んで、この3点を購入してきた訳です。


この3つを選んだポイントは「動画の解像度」「視野角」「HDR」「値段」です。先ほど挙げた「フルHD」「LED信号対応」「Gセンサー」は当然のごとく満たしていました。
この中で一番低い解像度でも1920×1080のフルHDです。高いものは2560×1440。
視野角は対角で128°~156°で、HDR(逆光とかでも綺麗に撮影できる機能)も3つとも搭載。
値段は¥11000~¥21000です。
詳しい機能解説や選ぶポイントは、例の如くよそ様のサイトを参考にしてもらうことにします。


ケンウッドは母へのプレゼント。ユピテルはNV350用。オウルテックはセルボ用です。
プレゼントにはそこそこ良いものを選んだつもりです。自分用の2点に値段の差があるのは、ただ単に使い比べてみたかったからです。安いので問題なかったら、次からはそれを基準として選べばいいですし。

 

 


さて。
店で見てきた感触ですと、諭吉先生が一人いれば基本的に問題ない製品が買えそうです。それ以上は更なる目標へ、と言った感じでしょうか。
ドラレコに必要以上なハイスペックを求める意味があるのかはわかりませんが、もしかしたら高い解像度のおかげで当て逃げのナンバーが読み取れるかもしれません。ドラレコ自体が「保険」ですので、保険に幾ら出すのかはその人の心配性の度合いによります。

 


続きまして取り付けです。まずはセルボです。セルボには先ほど申しあげたとおりにオウルテック「OWL-DR04-BK」を着けます。
はい。ウェザーストリップとピラーカバーを外します。

f:id:hasemura:20180408152956j:plain

f:id:hasemura:20180408153007j:plain

 

ウェザーストリップは手で引っ張るだけで取れます。ピラーカバーはツメが刺さっているだけなので、これも引っ張れば取れます。強いて言えば内装剥がしかヘラがあると隙間が作りやすいので剥がしやすいです。

f:id:hasemura:20180408153033j:plain

 

グローブボックスも取ります。よく見るとグローブボックスは箱の側面に突起があります。そこが引っかかって必要以上に開かないようになっています。

f:id:hasemura:20180408153123j:plain


なので箱を左右からグッと押すと、突起が外れて更に大きく開きます。そうしたら箱は手前に引き抜ける筈です。

f:id:hasemura:20180408153144j:plain


次に通したい隙間から適当な紐を垂らして、グローブボックスの裏側まで通します。

f:id:hasemura:20180408153245j:plain


そしたら傷がつかないように保護した配線に紐を縛り付けて、上まで引っ張り上げます。

f:id:hasemura:20180408153301j:plain


柔い配線を下から上に引くのは面倒ですが、上からなら比較的簡単です。出来るならば直接配線を通したいですが、この配線の末端にはシガープラグが付いています。でかいです。通りません。
なので下から通す必要があるので、こうやるのが比較的簡単で良いと思います。


私の場合はこの時点で本体の取り付け位置を決めます。


本体を取り付けたら、本体に配線を接続。
天井の隙間に配線を押し込み、ピラーでは既存の配線に添わせるようにします。

f:id:hasemura:20180408153453j:plain


余った配線はグローブボックスの裏側にまとめておきます。

f:id:hasemura:20180408153549j:plain


ちなみに電源はそのまま既存のシガーソケットです。今のところシガーソケットは使っていないので、専用に配線を引き回したりはしていません。


ここまで出来たら念のために動作確認。取り付けを始める前にも一度行いましたが、念のため。
問題ないようでしたら、あとは外したものを元に戻すだけです。1~1.5時間位で出来るのでは無いでしょうか。慣れれば30分位で出来そうですね。

 

使用した道具はこの写真の物だけです。内装剥がし(赤いヘラのような道具)は無くてもどうにかなります。割り箸を平たく削ったようなもので問題ないと思います。

f:id:hasemura:20180408153616j:plain

 

さて、無事に取り付け出来ました。まぁあと2台はやらないといけないのですが。
長くなってしまったので、NV350への取り付けは次の記事に分けておきます。

 

NV350への取り付けはこちらになります。

hasemurakobo.hatenadiary.jp

 

それでは。