長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

転職活動記録 準備編

転職活動を始めるには、まずは応募先を探すことから!と思っている時期が、私にもありました。
現実は、それ以前の準備がとても大切です。

 

私は準備期間に2ヵ月ほどかけました。
初めてだったこともありますし、私が思っている以上に色々と準備が必要だったからです。

 

まずは応募するにあたって「履歴書」職務経歴書が必要であることを知りました。
履歴書は言わずもがなですが、お恥ずかしながら職務経歴書は初めて知りました。
ざっくり言うと、職務経歴書はこれまでの仕事で何をしてきたか、何ができるか、をまとめたものです。
設計をしていた人なら何を設計してきたか、ソフトは何を使用していたか、等。
製造現場なら何を作っていたか、機械は何を使用していたか、改善はしてきたか、等。

 

偉そうなことを言いますと、「自分がアピールしたいものを書く」のでは無く、「相手が聞きたいことを端的に書く」のがポイントです。
すべて書こうとすると私の記事の様に冗長になりますし、アピールポイントが薄れることもあります。


そして「具体的ではなく端的に書いておく」ことによって、面接のときにアピールしながら説明できます。
詳細に書いた場合は、相手が読んだだけで納得してしまうことが有るのでは?と思うからです。
そうすると「他には?」と聞かれて、話す項目が増えます。
私は面接の原稿を事前に考え、がっちり覚えていく方法を採用したので、覚える項目は少ないに越したことは有りません。

 

職務経歴書の理想は、まずはアピールできることすべてを記載した「フルバージョン」を作成。そして企業に応じて調整することだと思います。
私はそこまでしなくとも、アピールできることがそんなにありませんでした。悲しい。
この履歴書と職務経歴書の作成で、私は1か月かかりました。

 

 

  • 筆記試験対策

次に行ったのは勉強です。
希望する企業の採用試験を調べると、筆記試験があったからです。
学生時代は就職活動を舐めていたこともあり、ほとんど勉強しませんでした。
結果として筆記試験があるところは受からなかったわけですが、自業自得としか言いようがない。
とは言え、受かった所が悪い会社では無かったことは幸いでした。

さて。
主に勉強したものは「SPI3」「英語」「暗算」「一般常識」です。

 

 

SPI3は就職の定番ですね。
速さや時間で計算する旅人算や、いくつかの文章を読んで正しいものを選ぶ推論などです。
どれもそんなに難しくはないですが、慣れないとどうしても時間がかかります。
計算も電卓を使わないと時間がかかります。もちろん試験では使えません。
対策は数をこなすのが一番です。


私は問題集を1冊購入し、まずは最初から最後までやります。
そしてもう一度最初から解き、時間がかかった所と間違えた所を記録しておきます。
次はその記録したところを素早く解けるようになるまで繰り返します。
飽きたら次の問題集を買います。
そんな感じで覚えました。


試験を受けた3社中の2社で、SPI3を元にしたオリジナル問題が出ました。やる価値ありと思います。

 

 

英語は本当にさっぱりです。
だからこそ、やらねばなりません。


とは言え、英語必須条件に応募したわけではないので、中学生の基礎(20年前基準)のやり直し程度です。
それこそ「a」と「an」の使い分けや、主語や動詞などの並び順からです。
後は基本的な単語を覚えなおしました。
こちらも3社中の2社で英語の問題が出ました。
穴埋め問題や、英語の長文を読んで質問に答える、というものでした。
このレベルでも、半分くらいは大体の意味が分かりました。正解したとは言っていません。


ちなみに3社すべてで「海外赴任の可能性が有りますが大丈夫ですか?」と質問されました。
私は「問題ありませんが、英語に自信がありません。御社の方々はどのようになさっていますか?」と返事をしました。
すると3社全部が「赴任して数ヵ月もすれば嫌でも覚えますよ(笑)」という素敵な回答でした。

 

 

暗算はSPI3の時間短縮の為に始めました。
昔はそれなりにできたハズですが、いざやってみるとサッパリできない。簡単なものでも、筆算を書かないと解けない。


皆さんは「1900×3」と言われて、直ぐに答えが出るでしょうか?私は出ませんでした。
答えは5700ですが、どうやって計算しましたか?
そのままでしょうか。
それとも、「(2000×3)-(100×3)」と計算したでしょうか。
暗算は慣れが重要ですが、計算の仕方を変えるだけで早くなる部分もあります。
それを調べて覚え、スマホに暗算アプリをいれて会社の休み時間に計算練習をしました。
これはSPI3を解くうえで役に立ちました。


更に、1社では適性検査で「クレペリン検査」があったので、こちらでも役に立ちました。
クレペリン検査の詳細はググってどうぞ。

 

 

一般常識は、残念ながらあまり役立ちませんでした。
私は製造業の設計や生産技術などの志望でしたので、不要だったのだと思います。
私自身も薄々必要なさそうと思っていたので、そんなに真面目には勉強しませんでした。


内容としては、時事ニュース、熟語やことわざ、高校くらいまでの数学公式や物理の法則、などになります。しかし3社中の1社ではグラフの読み取りや圧力計算の問題が有りましたので、まったくの無駄とは言えません。
ざっと読むだけでも昔の記憶がよみがえる部分もありますから、時間があればやった方が良いと思います。

 

 

2ヵ月かけて、ようやく「まぁ何とかなる……か?」ぐらいになりました。
そしてようやく応募に進んでいきます。

 

 

 

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