長谷村工房

オートバイ等の作業備忘録、兼日記。

転職活動記録 応募編

中途採用に応募するには、いくつかのやり方があります。

 

ハローワークで求人を探す方法。
・転職サイトで探す方法。
・転職エージェントを利用する方法。
・企業に直接連絡する方法。

 

ざっと上げるだけでも、これだけあります。
人によって合う合わないが有るので、そこは各人で判断してもらうしかありません。
私はこの中の、転職エージェントを利用する方法で進めました。

 

 

  • 転職エージェントの所感

結論から述べますと、


「とても役に立ったけど、エージェントが居たから有利に進められたとは思いにくい

 

と言う感じです。ちなみに、私が利用したのはリクルートエージェントです。


具体的に言いますと、エージェントは企業とのパイプ役としてはとてもありがたい存在です。
まず、在職中であれば応募企業と連絡をするのも一苦労です。
同じ職種に転職するのであれば、自分が働いているときは、相手も同様だからです。


私の職場は個人の電話は持ち込み禁止でしたし、よしんば通話出来たとしても会社で転職の電話はしたくありません。
「壁に耳あり、障子に目あり」と言いますし。
まぁ今時の壁は防音がしっかりしていますし、障子はめったに見なくなりましたね。
現代風に言いますと「壁はレオパレススマホで盗撮」という所でしょうか。語呂悪。


そんな小ボケはさておいて、メールで良いじゃないかという話もあります。
しかしこれも初めて知ったのですが、メールを送る時間も相手が働いている時間じゃないとマナー違反なんだそうです。
誰でしょうね。こんなメールの利点を潰すようなクソみたいなこと言い出したのは。
「相手のプライベートの邪魔をしてしまうかも!」と言う理由だそうです。
私としては、プライベートと仕事を分けたいのならば、初めから仕事のメールをプライベートで確認できるようにしてるんじゃないよ、と思います。半端者めが。


さて。
本筋ですが、エージェントを利用すると、こちらが連絡をするのは殆どエージェントになります。
企業と直接やり取りするのは、内定が出てからになります。場合によっては、内定が出た後でも入社するまでエージェントを介してやり取りできます。
これなら前述したクソみたいなマナーは気にしなくても問題ありません。人として常識を疑われるレベルでなければ。

 

 

次は有利に進められたとは思いにくい、という所についてです。
私の感触ですが、「受かるかどうか凄い微妙なときに、エージェントの一押しが利く可能性」という感じです。


「エージェントのおかげで全然無理だと思っていたところに受かりました!」って言うことは無かったです。
まぁエージェントが企業の選考会議に出席している訳じゃないですから。しかたないね。

 

 

  • エージェントと何をする?

さて。
リクルートエージェントは、ネットで登録をして1時間ぐらいしたら、もう電話がありました。
「面談しましょう。お時間いつにしますか?」と。
この面談で直接打ち合わせが出来る訳ですね。


出来れば履歴書と職務経歴書、大まかな転職希望先くらいは出来てから面談するのが良いと思います。


職務経歴書の事がよくわからないなら、相談しながら作りましょう!」と言う意見もありますが、ある程度の骨組み位できていないとエージェントも手の出しようがありません。
話しながら作ればすぐできる、というものでも無いです。
何をしてきたかというのは本人しか分かりませんから、場合によっては会社で過去のデータを整理しないとわからない事とかもあるでしょう。
例えば自分が携わってから売り上げがどのくらい上昇したか、とか。


ですので、準備編で書いたような「フルバージョン」を作成してから、申し込むことをお勧めします。エージェントには添削してもらうぐらいがちょど良いと思います。
面談も時間が限られていますから、そう何度も足を運ぶもの時間の無駄です。いや無駄じゃないんですが、出来る準備はしておかないと余計な時間がかかってしまいます。

 

 

さて。

私の面談の時には、今までの経歴や転職理由などのお話をしました。
これを元にエージェントが推薦文を作成するそうです。
更に希望職種や勤務地、既に志望企業が決まっている場合にはその理由なども話しました。
これを元に、その日からエージェントお勧めの求人がバッシバシと届くようになります。

 

そうしたら、もう応募するのは超簡単。
リクルートエージェントの場合には、専用サイトにログインして応募するボタンをポチるだけです。
あとはエージェントが企業に応募しといてくれます。
そうしたら後は書類選考を通過するかどうかを待つのみです。


めでたく通過すれば面接日程の連絡などがエージェントから来ますので、これに返信すれば次のステップです。


ちなみに私は応募したのは約20社、書類選考通過が3社、内定は1社のみでした。


とあるサイトによると、書類選考の通過率は30%程度。内定まで行くのはそこから更に15%程度なので、応募から内定までの合計は4~5%だそうです。
内定率で言うと無難な数値という感じですが、書類通過率が低いのは30代中盤で現職とは別職種に応募したからでしょうか。


まったく違う職種を言う訳では無いのですが……。例えるならレストランの調理担当が、別のレストランでウェイター志望みたいな感じです。同じ業界で別職種、みたいな。

 

エージェントを利用する大まかな流れはこんな感じです。

 

 

他にも、リクルートエージェントの場合ですが、電話による模擬面接などもあります。
更に私が面接で2連敗した時です。エージェントから電話があり、
「面接の練習をしましょう!」
と提案されました。


そして最初のエージェントとの面談と同じ部屋で、1対1で模擬面接をしました。
表情やしぐさなどの電話の模擬面接では分かりにくいところなども指摘され、その後の面接を有利に進めることができました。
他人の意見というのはとても参考になります。出来る限り広く収集して、自分なりに組み立てていきましょう。

 

 

  • メリットとデメリット

メリット


・企業への応募がとても簡単に出来る
前述した通りです。


・転職活動についての意見を求めることができる
解らないことをネットで調べてもいろんな意見があってわからないことが少なくないです。
そのようなときにネットのよくわからん意見より(私の記事もですが)、専門家の意見の方が安心できることはあると思います。
まぁ専門家も間違っていることがありましたが。


・求人の質が比較的高い
某転職サイトは掲載費が無料であることをCMで伝えています。
コスト削減という考えとしては良いことですが、言い換えると人件費に金を掛けたくない、もしくはそんな余裕が無いと捉えることができます。
私は製造業で探しましたが、求人サイトだと半分以上が派遣会社です。
派遣が悪いとは言いませんし、業種によるかもしれません。
どこで探すのが自分に合っているかを、しっかり考えてください。


同じ企業に複数のルートから応募する事は出来ませんが、応募ルートによって大きく有利不利が分かれる事は無いと思います。

 

 

デメリット


・すごく急かされるような進め方をする
エージェントを利用するのは無料です。
しかし当然ですが、エージェントはボランティアではありません。
応募者が入社した時に、企業から紹介料などの報酬をもらうそうです。
ですので、沢山の応募者を内定に導けば成果になるという事です。
そのため応募は取り敢えずたくさんするように勧められますし、面接も(時間調整など出来れば)一日で二社受けるのが良いと言われることもあります。


私は一日で二社受けるのは正直難しいと考えています。気持ちの切り替えができないからです。
しかし飛行機と使うような遠方では、それも必要かもしれません。
自身のスケジュールや進め方と合わせて考えると良いと思います。


・的外れな求人も結構送られてくる
エージェントは、面談で話した希望条件を元に求人を送ってくれます。
しかし「条件を満たしてはいるけど出来れば遠慮したい」というものもあります。
細かい条件はいくらでもあるでしょうし、エージェントが全てを把握することはできません。


しかし企業というのは本当にたくさんあります。
有名企業もあれば、聞いたことも無いのに実は知る人ぞ知る企業なんて言うのも、ちらほらテレビで紹介したりしていますね。
既に志望企業があればまずはそれに向かって努力することですが、微妙と思ったところでも可能な限り精査してみるべきだと思います。
私が入社した企業も、エージェントに紹介するまでは全く知りませんでした。しかし良い企業に巡り合えたと思っています。


・「担当者おすすめ!」と言いつつも、普通に書類で落ちることが良く有る
よくあります。最初は割と凹みますが、慣れます。


・忙しいエージェントだと、返事が遅いことがある
エージェントはたくさんの志望者を抱えていることがあります。
時には、面接の一週間前に面接原稿の添削を頼んでも、添削が戻ってくるのが面接前日、ということもありました。
過度な期待はしない方が良いと思います。

 

 

以上になります。

 

書類審査については出来ることは有りませんが、これを潜り抜ければいよいよ面接です。
いくぞ面接官。話題の貯蔵は十分か。

 

 

 まとめに戻る

hasemurakobo.hatenadiary.jp